木造住宅の構造を数値でとらえ、その強度を証明する構造計算によって初めて、自然が引き起こす危険から住む人を守り、自然の豊かさを引き出して住む人に快適さをもたらすことが可能になると、SE構法は考えています。
地震や台風に耐えるという当たり前の機能はもちろん、木の家が醸し出す、豊かな自然を体現していることの美しさ、やわらかな陽射しが窓から差し込み、薫る風が室内を吹き抜けていくという快さ、広々とした空間に響く人々の笑い声、そして、時代を超えて住み継げるような柔軟性のある間取りをつくること。計算が裏付けるしっかりとした構造躯体によって実現されたこのようなことが、SE構法の考える新しい「強さ」なのです。
面構造による耐震性などの性能の高さに加え、設計・生産の品質が確保し易く、環境にやさしい木の住まいです。
建物の骨組に鉄骨(steel)を組んで作った構造のこと。
「S造」と略す。柱や梁をボルトや溶接で接合する。
耐震性は高いが鉄自体は耐火性が低いので、通常は鉄骨の周りに耐火被覆を施す。
鉄筋コンクリートに比べて軽いので、大型の工場や高層ビルに適している。
小規模なビルや賃貸住宅でもS造で建てられているケースがある。
超高層マンションでも採用されるケースはある。軽量鉄骨を使った一戸建てのプレハブ工法もある。
建物自身の重さを支えるような押し潰す力(圧縮力)に強いコンクリートを、引き伸ばす力(引っ張り力)に強い棒状の鋼材である鉄筋で補強して作る構造のこと。
鉄筋コンクリート(reinforced concrete)造を省略して「RC造」という。
耐震性、耐火性に優れている。壁式構造とラーメン構造がある。
マンションでは6~7階建てまでの中高層に多かったが、超高層向けのハイRC造などのマンションも出ている。